こんにちは!
「サクッとわかる!投資信託の銘柄図鑑」、第5回目です。
これまでの記事では、20年後、30年後に笑うための「積立投資」を紹介してきました。
でも、ふと思うことはありませんか?
「画面上の数字が増えるだけじゃなくて、今使える現金が欲しい!」と。
そんなあなたの願いを叶えてくれるかもしれないのが、今回の主役。
「インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」、愛称「世界のベスト」です。
日本で最も売れているアクティブファンドの一つであり、多くのファン(とアンチ)を持つこの商品の正体とは?
「世界のベスト」って、ひとことで言うと?
S&P500が「市場平均」なら、世界のベストは「毎月お小遣いをくれるプロの厳選パッケージ」です。

- 成長(Growth):これから伸びる企業
- 配当(Income):配当金をしっかり出す企業
- 割安(Value):実力があるのに安い企業
この3つの視点で、インベスコ社のプロが世界中の株式から「ベスト」な銘柄を厳選して投資します。
そして最大の特徴は、運用で得た利益などを原資に、「毎月決算を行い、分配金(現金)を出してくれる」という点です。
これを買うということは、「毎月給料日以外に『第2の給料日』を作る」のと同じ意味を持ちます。
なぜそんなに人気なのか? おすすめする3つの理由
このファンドの純資産総額は3兆円を超えています。なぜみんなこれを買うのでしょうか?
1. 驚異の「分配金」実績
これが最大の理由です。
時期によりますが、このファンドは長期間にわたり**「1万口あたり150円」**という高い分配金を出し続けてきた実績があります(※運用状況により変動します)。
「基準価額が多少動いても、毎月これだけ振り込まれるなら嬉しい」という根強いファンが大勢います。
2. 「増やす」より「使う」に特化
S&P500などは、配当金が出ても勝手に再投資されますが、このファンドは受け取れます。
「毎月のスマホ代に」「ちょっといいランチ代に」「年金の足しに」と、投資の成果を毎月実感できるのが人気の秘密です。
3. 世界的なプロによる運用
インデックスファンドは機械的に買いますが、これはプロが「今はここがチャンスだ」と判断して中身を入れ替えます。
「プロにお任せして、自分は果実(配当)だけ受け取る」というオーナー気分を味わえます。
【重要】絶対に知っておくべき「落とし穴」
「毎月お金がもらえるなんて最高!」と思った方、ちょっと待ってください。このファンドには明確なデメリットがあります。

- 手数料(コスト)がめちゃくちゃ高いS&P500などのインデックスファンドの手数料が約0.1%なのに対し、このファンドは約1.9%です。約20倍ものコストがかかります。「プロへの高い報酬」を払ってでも買いたいか、よく考える必要があります。
- 「タコ足配当」の可能性がある運用がうまくいかなかった月でも無理に分配金を出す場合、あなたの預けたお金(元本)を取り崩して支払われます。これを続けると、基準価額(元本)はどんどん減っていきます。「自分のお金が払い戻されているだけ」という状態になりかねません。
- 【超重要】新NISAでは買えません新NISAのルールでは「毎月分配型の投資信託」は対象外です。つまり、このファンドを買うなら「課税口座(特定口座)」を使うことになり、利益や分配金から約20%の税金が引かれます。(※「年1回決算型」や「隔月分配型」などの兄弟商品はNISAで買える場合があります)
ズバリ!勝手におすすめ度レビュー
私の独断と偏見で、世界のベストを採点しました。
| 項目 | 評価 | コメント |
| 初心者おすすめ度 | ★★★☆☆ | 仕組みを理解しているならアリ。何も知らずに買うのはNG。 |
| 配当(インカム) | ★★★★★ | 毎月のキャッシュフロー重視なら最強クラス。 |
| 資産拡大スピード | ★★☆☆☆ | 毎月現金を受け取る分、複利効果は薄れます。 |
| コスト(安さ) | ★☆☆☆☆ | はっきり言って高いです。 |
【総評:Bランク(配当貴族への入り口)】
「資産を最大化したい若者」には向きません。
しかし、「ある程度資産があって、取り崩しながら生活を楽しみたいシニア層」や、「毎月のお小遣いがモチベーションになる人」にとっては、代わりの効かない「ベスト」なパートナーになり得ます。
具体的にどう買えばいい?
このファンドは多くの銀行や証券会社で扱っていますが、手数料の高い「窓口」ではなく、ネット証券で買うのが鉄則です。
- インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)
- 必ず「為替ヘッジなし」「毎月決算型」であることを確認してください。(似た名前の商品がたくさんあります!)
裏技テクニック
「どうしても新NISAで似たような商品が欲しい!」という場合は、このファンドの**「奇数月決算型」と「偶数月決算型」**を組み合わせて買うことで、擬似的に毎月分配を作りつつNISA枠を使うという上級者テクニックもあります(※取り扱い証券会社要確認)。
今日のまとめ
- 世界のベストは、**「毎月分配金が出る」**大人気アクティブファンド。
- コストは高いが、今の生活を豊かにするための「現金」が手に入る。
- 新NISAでは買えないため、メリットとデメリット(税金・元本取崩し)をよく理解して投資しよう。
「将来の大金より、毎月の小銭が嬉しい」。
そんな本音をお持ちの方は、ポートフォリオの一部にこの「配当マシン」を組み込んでみてはいかがでしょうか?


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